双子ママの中には、
妊娠が分かった時から、
「2人を平等に育てよう。」
「どちらが兄(姉)とか弟(妹)とか関係なく、分け隔てなく育てよう。」
と育児方針を考えている人も多いと思います。
私もそうでした。
しかし、
双子と言えども個性は全然別です。
ママとの相性も違います。
片方の子だけかわいく、
もう片方の子をかわいいと思えない、という
誰にも言えないような悩みを抱える双子ママも
珍しくはないようです。
片方の赤ちゃんにだけ強い愛着が生まれることがある
関連記事:姉妹格差は双子でもある?姉妹差別は母の本能って本当?
双子を産んだお母さんはほとんど、はじめのうちは2人の赤ちゃんをひとまとめにして同時に愛着を形成していき、赤ちゃんが大きくなってくると1人ひとりを個別に認識するようになります。
しかし一方で、1人の赤ちゃんにだけ強く愛着を持つようになることがあります。このようなことは、1人生まれたあとにまたもう1人出てきてびっくりしたような場合や、調子の悪い1人の赤ちゃんだけがお母さんと別々にされていた場合、また、どちらかの赤ちゃんが小さくて特別な世話が必要な場合などにおきやすいものです。引用元: 双子の赤ちゃんの母乳育児(ラ・レーチェ・リーグ・インターナショナル販売資料No.52)
たとえ一卵性の双子であっても、
性格は全く違う別人格なのですが、
退院してまもなくは、それぞれの性格の違いはまだよくわからないので
扱い方も手探り状態になります。
我が家の一卵性の姉妹も
1歳9か月の今でこそ、
はっきり人格の違いがあり、今思うと、産まれた時からその違いは
出ていたなぁと思うのですが、
始めのうちはまだよくわかりませんでした。
どちらかに極端に愛着が偏る、ということは
なかったとは思いますが、
便秘がちで特別なケアが必要な方と、
比較的何もケアが必要ない、という風には違いがありました。
病弱なほうをかわいがりがち、という心理はよくわかります。
双子でなくても、普通のきょうだいであってもそうだと思うのですが、
双子だと、親の方も「平等にしなくてはならない」という意識が強く働くので
よりいっそう、
どちらかに愛着を持ってしまう自分を責めたり、
否定したりする気持ちを持ちやすいのではないかと思います。
愛の必要量は同じではない
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双子であっても別人格なので、
全く同じに接することが必ずしも平等でないというのは
多くの双子ママが気づいていくことだと思われます。
褒め方、叱り方にしろ、個性に合わせた対応が有効なのは
歳の差のあるきょうだいと何ら変わりはありません。
必要としている愛情の量も違っていて、
少しの量でも愛情タンクがいっぱいになって満たされる子もいれば、
たくさんたくさん愛情を注がないとなかなか満たされない子もいるわけで。
なので、
手のかかる方に構いがちで
もう1人に充分してやれていない、という罪悪感を持つこともありますが、
基本的には特に問題ないことが多いと思います。
余裕があるときや、ふとしたタイミングで、
放置しがちになっているほうの子とたくさん遊んであげるとか、
○○ちゃんには内緒ね、なんていって一緒におやつを食べてみたり。
そんな「不平等さ」でカバーしていけば大丈夫です。
モデルの道端3姉妹のママも
それぞれに「○○ちゃんがいちばんかわいい」とこっそり言っていたといいます。
別にそれが正しいというわけではありませんが、
「ママに特別扱いしてもらっている」という体験をそれぞれにさせてあげることが
大切なのではないかなと思います。
片方の子がかわいく思えない
どちらかが病弱だったり、
性格的に手のかかる子だったりして
それぞれへの扱いが不平等になるのは当然です。
ちょっと叱るとすぐ落ち込むほうと、
ガンガン怒ってもケロっとしてる方といたり。
逆に、双子が同じことをしているのに
ママの受け止め方が違ってしまうこともあるでしょう。
たとえば、
いつもお利口な子が悪さをしてもつい許してしまうが、
逆は頭ごなしに怒ったり。
あるいは、
いつもお利口な子がお利口にしていても何も思わないが、
手のかかる方がお利口だとほめてしまったり。
このようなことは、当然ありうることなので、
「この子だけかわいくない」と否定的にとらえるのではなく、
一過性の子どもとの相性と考え、
成長とともにまた変わっていくのだと、自分を責めないことです。
我が家も、
はじめのうちは「手のかからない天真爛漫な方」と「気難しい方」という
認識をしていたのですが、
やはりその時々で手のかかる方は変わりますし、
あまり親の方がレッテルを張って育ててはいけないなと感じています。
まとめ
双子と言っても別人格なので、
普通のきょうだいと同じように、
扱い方に差が出るのは当然のことです。
「この子だけかわいくない」と否定的にとらえたり
不平等に扱うことに罪悪感を持つ必要はありません。
成長とともに状況は変わりますし、
それぞれの子が「特別に愛されている」と感じられるような場面を
時どきでも作る工夫をすることが大切だと思います。
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