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思いがけずわが子がNICUに入院して狼狽なさっている
ご家族も多いことでしょう。

 

病院から入院診療計画書や数々の同意書を求められ
頭がパンクしそうになっているかもしれません。

 

養育医療費の説明も病院からされたと思いますが、
イマイチよく分からない!という方のために
要点をまとめました。

未熟児養育医療制度とは


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未熟児養育医療制度とは、

出生時の体重が2000g以下の場合、
または、
入院しての養育が必要と医師が判断した場合に医療費の助成が受けられる制度です。

対象

養育が必要と医師が判断した場合というのは、
たとえば、
・けいれんがある、運動が少ない
・体温が34度以下
・強度のチアノーゼが持続する、チアノーゼ発作をくり返すなどの呼吸器系、循環器系の異常
・血性嘔吐、血性便があるなど消化器系の異常
などです。

対象の症状は自治体により異なるようです。

助成内容

赤ちゃんの出生後から退院までに必要となった医療費(保険診療分・食事代)が助成されます。
医療費については世帯の所得税額に応じて一部自己負担がある場合もあります。

ただし、養育医療の自己負担分については、自治体により小児医療費助成制度の対象になり、
自己負担分についても助成されます
自治体によっては養育医療の手続きをすれば、自動的に自己負担分の相殺手続きをしてくれます。

つまり、入院費はほとんどかからない、という認識でいて大丈夫です。

 

助成されない医療費の例

医療費の中には、養育医療でも小児医療費助成制度でもカバーされないものがあります。
例)
・差額ベッド代
・紙おむつ代
・健康保険が適用されない治療行為

我が家の双子の場合、2か月くらい入院しましたが、

紙おむつ代とHMS-1という母乳添加用粉末は実費でした。

養育医療給付に必要な申請手続き



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自治体によって若干異なるかもしれませんが、
私が2015年に双子を出産した時に必要だったのは以下です。

①申請書(自治体でもらう)
②意見書(病院でもらう)
③世帯調書
④委任状
⑤認め印
⑥健康保険証
⑦小児医療証
⑧収入を証明する書類(源泉徴収票、確定申告書の控え等)

養育医療申請時の注意点

必要書類には赤ちゃんの健康保険証と小児医療証が必要なので、
先にこちらの手続きを済ませて、発行しておく必要があります。
自治体によってはその場で即発行してくれるところと、
多少時間がかかるところもあるかもしれません。

また、病院でもらう養育医療意見書は、
病院には文書交付の受付窓口があるはずなので、そこで手続きします。
私の病院では無料でした。
また、病院に寄りますが、発行までに1-2週間程度は見ておいた方がよいでしょう。

自治体によって、意見書は発行されてから1か月以内に提出するなど
期限付きの場合もあります。

まずは病院に意見書の申請手続きをして、
待っている間に健康保険証や小児医療証など必要な書類をそろえるとよいでしょう。

申請手続きの流れ

①必要書類をそろえて自治体に提出します
②審査後、養育医療券が発行されます(我が家の場合、郵送で約1週間後)
③養育医療券を病院に提出します

多くの病院で、
退院するまでに養育医療券の提出が必要になります。

また、養育医療券発行前に病院に支払いをしてしまった場合、
あとから請求はできないので注意しましょう。

事情があり退院が先になってしまう場合は
早めに病院に相談しましょう。

また、養育医療は指定医療機関でのみ利用が可能で、
転院などが必要な場合には再度申請手続きが必要になります。

まとめ


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養育医療の手続きをしないと
NICU入院費を自己負担するとなったら
えらい騒ぎです。

ただでさえ赤ちゃんが生まれてすぐで大変な時期ですから
ママは無理せず、家族に協力してもらって
できるだけ早く手続きを進めていきましょう。

やること自体はそんなに難しくないので
焦らなくて大丈夫ですよ。



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