双子の出生体重は小さめ。追い付くのはいつ?
双子(双生児)は、通常の1人の妊娠(単胎児)と違い、
本来定員1名の子宮内に、2人の胎児がいるわけですから、
当然発育も1人の妊娠と比べれば小さめになります。
さらに、双子は早産になりやすいこともあり、
出生体重は小さめになる傾向があります。
双子は単胎児と比べてどのくらい小さく生まれるの?
双生児と単胎児では出生体重にかなりの差があります。
出生時、双子は単胎児よりも体重は20%、身長は5%ほど小さいというデータもあるようです。
(たとえば、出生時に単胎児が3000グラム、双子が2500グラムなら20%の差)
ただ、出生体重を考える場合には、単純に生まれた時のことだけを考えるのではなく、
妊娠期間がどのくらいだったかを考慮する必要があります。
つまり、「妊娠何週に、何グラムで生まれた」かが大切で、
早産であれば出生体重が少ないのは当然で、それ自体は問題ではありませんが、
例えば、妊娠期間が正期産だったのにもかかわらず体重が少なければ、それは問題があると言えます。
発育が追い付くのはいつごろ?
母子手帳に乗っている発育基準のグラフを参考にしているママも多いと思いますが、
単胎児の基準を元に作られているので、それをそのまま生まれたばかりの双子に当てはめてしまうと、
場合によっては発育不良となってしまいかねません。
しかし、小さめに生まれがちな双子も、
1歳ごろには単胎児との差は5%以内に縮まり、
3歳~6歳ごろまでには身長・体重ともほぼ追い付きます。
出生体重やその後の体重もあくまでも発達の目安として考えるべきです。
早産の場合は?
早産の場合には、本来の出産予定日を生まれた日として「修正月齢」で考えます。
我が家の双子も妊娠29週で生まれ、出生体重は1200グラム台と1400グラム台でしたが、
修正月齢でいくと、母子手帳の成長曲線のパーセンタイルの真ん中くらいを推移していました。
生後5か月ほど(修正ではなく)で、成長曲線の下限に入り、
1歳8か月(修正1歳5か月)の今では、修正月齢ではなく、パーセンタイルど真ん中まで追い付きました。
ただ、体重だけ見れば、もう追い付いたと言えますが、運動面やことばの発達など、
やはり、3歳~6歳くらいまでは修正月齢で考えるものだと医師からは指導されています。
3歳~6歳ってめちゃくちゃ幅がありますけどね(汗
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