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我が家の一卵性の双子は現在1歳8か月(修正1歳6か月)なのですが、

最近、なにやら「ふた語」で会話する様子が時々見受けられるようになりました。

一般的に双子は言葉が遅いと言われるようなのですが、

周りの双子ちゃんに聞いても、「そうでもないよ」という意見も。

実際はどうなのでしょうか。また、言葉が遅い原因はなんなのでしょうか。

双子は単胎児より初語が遅い

下の表をご覧ください。

これは、どの月齢から、何パーセントの赤ちゃんが「単語(意味のある言葉)を言う」ようになったかを母親が思い出して答えたものです。

やはり双子は、単胎児と比べて、初語が出るのが遅い傾向にあるようです。

しかし、90%の赤ちゃんが単語をいうようになったとき、双子と単胎児の差は大幅に縮まっています。

一卵性と二卵性でも差がある

双子は単胎児よりもことばの発達が若干遅れる傾向にあるようですが、

双子どうしでも、一卵性と二卵性では発達に差があります。

言葉の開始時期が2人でどのくらい違うかの分布を表したものです。

これをみて分かるとおり、一卵性では2人の発達は似る傾向にありますが、

二卵性では一卵性ほどではありません。男女の双子では、言語の発達に3か月以上の差があることもしばしばです。

特に、言葉の発達に関しては、双子に限らず、男の子では女の子より遅れる傾向がありますので、

双子間で発達に差があっても、差があること自体が大きな問題となることは少ないでしょう。

 

双子の言葉が遅れる原因

双子の言葉が遅れる原因としては次のことが挙げられます。

双子どうし以心伝心で分かりあってしまう

産まれた時からいつも一緒の双子。

お互いに言葉にしなくても通じ合ってしまい、

中にはお互いにしかわからない言葉(ふた語!?)を使っていることすらあります。

こうした場合、「第三者とコミュニケーションをとるために言葉を話したい」という動機が低くなってしまうことが考えられます。

大人の話しかけが一人一人に合っていない

言葉の発達には、大人の語りかけが重要ですが、

いつも2人まとめて話しかけていたりすると、

自分の状況(そのとき見ているものなど)と話しかけられる内容が合っていないため、

適切に言葉を獲得していくことが難しくなる、ということが考えられます。

ひとりずつと関わり、じっくり語りかける機会を作ることが大切です。

あるいは、まとめて話しかけるのではなく、「○○ちゃん」「△△ちゃん」と、

名前を呼びながら話しかけるのも有効だと思います。

 

まとめ

双子は言葉が遅い傾向にありますが、個人差、男女差もあります。

また、幼稚園や保育園など集団生活するようになると、自然に言葉を獲得していく子がほとんどです。

日ごろから、2人まとめて話しかけるのではなく、なるべく1人ずつと向き合い、語りかける時間を持つことが大切です。

 

 

 


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