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我が家の双子は一卵性なのですが

1歳半の今

見た目も、もちろん似てはいますが

他人でも区別がつくくらい違うし

性格は

まっっったく違います。

 

ほんわか天真爛漫なちゃちゃと

きりり冷静沈着なゆゆ。

 

一卵性ということは

元はひとつの受精卵だったわけで

なのに全然違うのは不思議ーと

思うわけですが。

 

以前、大学院の頃の研究室の

児童精神科医の先生(私の専攻は心理学、発達障害学です)に

その話をしたら

下記のようなメールが返ってきたのです。

いわく

一卵性双生児でも気質、性格が異なるのは何もおかしくない。

遺伝で十分に説明できるよ。

エピジェネティクスやSNPなどがそれ。

エピジェネティクスとは、

遺伝子そのものには変化がなくても、

読み方を変えることで多様性を持たせ、

出生後に異なる環境で

どちらかが生き残りやすくする生命の戦略の一つ。

読み方の変化は、

DNAの一部にメチル基が付くと、

その部分を読まないでスキップするという仕組みで行われるのが多い。

メチル基の付加は、ホルモンの影響を受け、

したがって環境の影響も受ける。

SNPは、DNAの一塩基だけが違う塩基に変わるもので、

やはり個体の多様性をつくる。

一卵性双生児に限らず、きょうだいであれば、

原則、同じ遺伝子を両親から引き継いでいるはずなのに、

性格、思考様式、病気のなりやすさが異なるのもこうしたしくみが大きく関与している。

 

ということで、

一卵性双生児でも、

実は、生まれたときにすでに違う気質を持つようになっているということだよ。

生命ってすごいよね!

 

ということなのです。

ふむふむ。

不思議だなぁとベールに包まれていたことが

もはや科学的に十分説明できる事実だったという。。。

ちょっと寂しい(笑

 

でもなるほどですね!

生まれ持った遺伝子も

読むか読まないか、ON/OFFみたいになっていて

だから一卵性の双子でも

「持っているものは同じ」でも

「それが発現するかどうか」で

全然違う人間になっていくということなんですね。

 

むしろ全然違う風になる方が

生物の戦略的には正しいわけで。

でもでも、

ゆゆとちゃちゃのように

敢えて真逆をいくというのも

どうしてそうなるのか

やはり不思議ですねー。

 

ホント興味深い。

双子。

 

 



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