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私は双子を29週で緊急帝王切開にて早産し、

産後2か月ほどはNICU・GCUに通う日々を送りました。

双子出産時、上の子がまだ1歳8か月だったこともあり、

しばらく実家に里帰りをしていて、

双子の入院期間中は主に6時間ごとの搾乳に励む毎日で、

双子の育児がない分、体の回復に時間を使うことができました。

そんな、比較的余裕のある(?)産後だったのですが、これって産後うつ?と思った体験がありました。

当時の記録を引用します。

今日は私の産後1か月健診。
双子の面会で病院はすっかり来慣れているので、自分の診察ってなんか変な感じ。

10時の予約だったけど結局呼ばれたのは11時前くらい。これ、赤ちゃん連れてきたり
家に置いてきたりしてたら結構待ち時間辛いよなぁ。

待合室は普通の妊婦健診の人と同じで、近くでバースプランについて説明を受けている人がいて。
バースプランて28週くらいで説明を受けるはずだったらしいけど、29週で出産になってしまった私は結局説明を受けぬままだった。
なんだか話が聞こえてきて、それを聞いてるうちになんか泣けてきた。
あぁ、普通に出産できてたらバースプランも立てて、陣痛が規則的になったら病院に電話して、とかしてたんだなぁとか。
あとちょっとでも、1週間でも、1日でも、長くお腹にいさせてあげられたらよかったなぁとか。

出産してからそんなに自責の念には駆られていなかったけど、普通の妊婦さんを見ていたらなんだか無性に悲しくなってきた。

悲しい気持ちのまま診察室に入ると、主治医の先生が、少し落ち着かれましたか?と聞いてくれたので、余計にうるっと来てしまった。
お腹がいつもより張っておかしいなと思った時点ですぐ受診していれば、もう少し結果は違いましたかというような質問をすると、それは何とも言えないし、お気持ちはわかりますけど。と言われて、いよいよ泣けてきてしまった。
本当にいい先生で、気持ちをくみ取ってもらえたのがうれしかった。

何はともあれ無事に生まれてきたわけだし、これからは双子を迎える準備に意識を向けましょうって。
それはそうなんだけどね。頭ではわかってるんだけどね。

診察室を出た後に涙が出てきて、トイレでちょっと泣いて落ち着いてからNICUに面会に行った。
帰りの電車でもなんだか涙が出てきて、次の日母親に言ったら、産後うつ入ってるねと。

待合室で普通の妊婦さんたちを見なければ、あんまり悲しい気持ちにはならなかったようには思うけど、確かに少しうつっぽいのかもしれない、というか産後はやっぱりホルモンのバランスも乱れてるし、仕方ないことだけどね。
双子妊娠の時点でハイリスク妊婦だったわけだけど、根拠もなく37週くらいで経膣で産めると本当に心から思っていた自分の想定の甘さ。まさか自分が未熟児を産んでNICUのお世話になるなんて。
ホント当事者にならないとわからないものだし、私にとってはいい経験かもしれないけど、子どもたちには関係ないし。

これから未熟児ならではのトラブルがあるかもしれないけど、私のせいというわけでもないし、現実を受け止めて進んでいくしかないね。どうせ双子が退院したら目の前のことでいっぱいいっぱいなのだろうけど。

これを書いている今は、双子は1歳7か月で、

今のところ何の問題もなく健康に育っているのですが、

やはり産後すぐは相当精神状態がアンバランスだったと思いますし、

普通の出産後でも、初産でなくても、

心がアンバランスなまま怒涛の新生児育児に突入していかなくてはならないのは、

母はつらいなって思います。

こんなに大変なの?みんなこんな日々を乗り越えてるの?って思うほど、

子育てって大変で、

双子ならなおさらですし、きょうだいがいればさらに、ですし、

我ながらよくやっているなとほめてやりたいです(笑

どのお母さんも、みんな頑張ってます!

 

 



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