双子の赤ちゃんは、
おもちゃの取り合いやママのお膝の奪い合いで
いつも勝敗が決まっていたり、
「強い方」と「弱い方」が常に決まってしまっていることもあると思います。
このままずっと「主従関係」のような関係性が続くのかと
心配になるかもしれませんね。
成長に従って、2人の力関係はどのように変化していくのでしょうか。
得意分野を見つけていく
関連記事:一卵性の双子なのに全然違う!のは当たり前~という話
幼児期は文字通り「力関係」
赤ちゃんの時や幼児期は、
文字通り「腕力の力関係」で関係性が決まっていた2人。
我が家の双子姉妹も、
赤ちゃんから1歳前半くらいは
必ず一方が勝っていました。
やられる方は特に仕返しもせずやられっぱなしで
ちょっとはやり返せばいいのにと(笑
親としても歯がゆいくらいでしたが、
しかし、その後徐々に力は拮抗していき、
1歳9か月の現在は五分五分の戦いになっています。
あるいは、
「全体的にリーダーシップをとるほう」と、「一歩引いているほう」
というような関係、
極端に言えば主従関係のような関係性が固定化してくることもあるようです。
役割意識の発達
外遊びや児童館などで、他のお友達と遊ぶようになったり、
学齢期に進んで行ったりすると、
知的な面、社会的な面、など、それぞれの場面で
必ずしも一方ばかりが上、というわけにはいかなくなっていきます。
家の中ではAのほうが主導権をとっていても
外へ出るとBのほうが社交的でリーダーシップを発揮するなど、
それぞれの得意分野が出てきて、
お互いに相手の役割を認め合うようになってきます。
生まれた時から常に隣にいて、
常にライバル関係を強いられがちな双子ですが、
同じ分野で競うというよりは、
たとえば、ひとりが文字を読めるようになったのを褒められたら、
もう1人は、「自分も読めるようになろう」とするのではなくて、
「自分は書けるようになろう」と努力するなど、
違う分野で相手を追い越したい、ほめられたい、という気持ちが働くようです。
双子、とくに一卵性の双子は
もともと持っている能力は似ていることが多いのですが、
得意になる分野は全然違う方向になる場合も少なくないようです。
私の知り合いの成人された双子さんに
片方はお医者さんで、片方は画家、という方々いるのですが、
まさに、違う方面で花開いた例ですね。
きょうだい間の序列について
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双子を連れていると、
「どちらがお兄さん(お姉さん)?」と聞かれることがしばしばありますね。
双子は平等に育てたいと考えていて、
どっちが上だとか下だとか、あまり意識していないママも多いと思いますが
日本ではどうしても戸籍上、序列をつけざるを得ません。
私自身、娘たちがたった2分違いで生まれただけで「長女」と「次女」であるのは
違和感しかなく、
「どちらがお姉さん?」と聞かれれば、答えるしかありませんが、いい気はしません。
ただ、昔は一家の後継ぎとして長男は特別扱いを受けていましたし、
日本がきょうだいに序列をつけ、
「お兄さんらしさ」「お姉さんらしさ」を求める風潮の中で、
双子であっても、普通のきょうだいの役割認識を自覚させられ、
本当にそのようにふるまうようになることはまだまだあるようです。
まとめ
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幼児期は文字通り腕力の差で「力関係」が固定化していた双子も、
成長とともに自分の得意分野で相手を追い越そうとし、
それぞれの役割分担ができていきます。
周囲の環境によっては、
「兄らしさ」「姉らしさ」を求められたり、
実際にそのようなきょうだい関係になっていくこともあるようです。
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