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我が家の長男は満月の夜に生まれました。
やはり月には神秘的な力があるような気がします。

子どもにとってのお月様というのも、
何か特別な存在なのではないでしょうか。

月を題材にした歌や絵本もたくさんありますね。

まめすけまめすけ

まんまるのお月様ってきれいだよねぇ

ほしちゃん

そうだね。どこに行ってもついてきて見守ってくれてるみたいだよね。

まめすけ?

お月様ではうさぎがもちつきしているんでしょう?どうして?

ほしちゃん

どうして?むむ。昔話で聞いたような?どんな話だったっけ。。。

うさぎが餅つき?月うさぎ伝説とお月見の由来


 

子どもの頃、
お月様にはウサギが住んでいて餅つきしていると
聞いたことがありませんでしたか?

ほしちゃん

月ウサギの昔話はどんなでしたっけ?

月ウサギ伝説

月にうさぎがいる、という元となったお話はインドの神話が由来という説があります。
あらすじをかいつまんでみると

うさぎときつねとさるが仲良く暮らしていました。

3匹は、
「自分達が人間ではなく獣の姿なのは、前世で何か悪いことをしたからなのだろうか?」
「それなら今から人の役に立つことをしよう!」

ということをいつも話していました。

この話を聞いていた帝釈天(たいしゃくてん)は、
3匹に何か良いことをさせてあげようと、老人に姿を変えて現れました。

そして3匹に、
「おなかがすいて動けない。何か食べ物を恵んでほしい。」と話すと、
「やっと人の役に立つことができる!」と
うさぎときつねとさるは喜んで、老人のために食べ物を集めに行きました。

さるは木に登って木の実や果物を、きつねは魚を採ってきました。

ところが、うさぎだけは一生懸命頑張ったのに、何も持ってくることができませんでした。

うさぎは、「もう一度探しに行ってくるから火を焚いて待っていて欲しい」と
きつねとさるに話すと、再び出かけていきました。

しばらくして、うさぎはまたしても手ぶらで戻ってきます。

せっかく火を焚いて待っていたのにうさぎは嘘つきだ、ときつねとさるは攻め立てます。

するとうさぎは、「私には、食べ物を採る力がありません。どうぞ私を食べてください。」と言って火の中に飛び込み、自分の身を老人に捧げたのです。

これを見た老人は、すぐに帝釈天の姿に戻り
「お前達たちの優しい気持ちは、よくわかった。今度生まれ変わる時には、きっと人間にしよう。それにしても、うさぎには可愛そうなことをした。月の中に、うさぎの姿を永遠に残してやろう。」とおっしゃいました。

こうして、月にうさぎの姿が残ることになったのです。

な、なんと自ら火の中に飛び込んだとは。
昔話や神話にはこういった描写もよく出てきますね。

月でウサギが餅つきしているとされる理由

まめすけ?

お月様にうさぎさんがいるお話はわかったけど、どうして餅つきしているの??

ほしちゃん

そういえば、お月様にウサギがいる話はインド神話が由来でしたが、餅つきしている、というところまでは話に出てきませんでしたね。

日本では昔から月を愛でる風習があり、
百人一首などにも月がよく謳われています。
満月のことは「望月(もちづき)」と言っていました。

「もちづき」→「もちつき」→「餅つき」

と連想されたという説があるそうです。

ほしちゃん

望月(もちづき)にウサギがいて、餅つきしている。
なんだかダジャレみたいですね。

お月見の由来を子どもに伝えるポイント

まめすけ?

どうしてお月見をするの?

ほしちゃん

毎年9月頃のまんまるお月様は、1年で1番きれいに見えるんだよ。

まめすけ!

そうなんだぁ

ほしちゃん

それに、秋にはお米や、お芋や、おいしい食べ物がたくさん穫れるから
昔の人は食べ物をたくさんありがとうって、お月さまにお祈りしたんだよ

子どもには
・お月見には1年で1番きれいな満月が見られること
・この時期にお米や農作物の収穫があるので、昔から収穫の感謝の気持ちを月にお祈りしていたこと

をお話ししてあげるとわかりやすいでしょう。

0~3歳向け!月が出てくるおすすめの絵本5選



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家庭ではお月見する習慣はあまりないかもしれませんが、
幼稚園ではお月見にちなんだ制作やイベントがあるかもしれません。
せっかくですから、ご家庭でも月にちなんだ絵本を読んであげると
秋らしくて楽しいですね。

おつきさまこんばんは

 

 

おつきさまこんばんは(林明子、福音館書店)

赤ちゃん絵本の定番ですね。
我が家でも赤ちゃんの頃から繰り返し読みました。
短いお話なのでそのうち親子で暗唱できてしまいますよ。

パパ、お月さまとって!

 

 

パパ、お月さまとって!(エリック・カール 訳:もりひさし 偕成社)

はらぺこあおむしで有名なエリック・カールさんの作品です。
仕掛け絵本になっており、子どもにはとても楽しい1冊です。

おつきみうさぎ

 

 

おつきみうさぎ(中川ひろたか、村上康成 童心社)

大人気のピーマン村シリーズのお月見絵本です。
お団子の作り方レシピものっていて、お子さんと一緒にお団子づくりも楽しめそうです。

14ひきのおつきみ

 

 

14ひきのおつきみ(いわむらかずお 童心社)
こちらも大人気14ひきシリーズのお月見絵本です。自然の美しさが心温まるタッチの絵で描かれた名作です。

おつきみおばけ

 

 

おつきみおばけ(せなけいこ ポプラ社)
「ねないこだれだ」でおなじみのせなけいこさんの絵本です。
小さな小さなうさぎちゃんの面倒をみてあげる小さなおばけちゃんの優しさが胸にしみます。

まとめ

 お月様は子どもにとってもどこか神秘的で優しい気持ちになれる特別な存在ではないでしょうか。

お月見には、
ウサギが月で餅つきしているといわれる由来の伝説や、
お月様が出てくる絵本を一緒に読んだりして
子どもとお月見を楽しみたいですね!



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