健康保険組合から乳がん検診のお知らせが届きました。
自分が会社勤めだったときは、年齢的に検査対象外だったのと、
退職して健康保険組合が変わり、
去年も乳がん検診のお知らせが来ていましたが、
当時は授乳中だったため、検査は見送りました。
というわけで、まだ乳がん検診を一度も受けたことがないわけですが。
マンモグラフィーとエコー、どちらか一方を選択とあります。
お知らせの紙によると、20代、30代は乳腺が発達しているため、
マンモグラフィーだとガンを見落とす可能性があると。
ん?なら、マンモグラフィーは痛いってよく聞くし、断然エコーのがいいのでは?
だったらなぜ、わざわざ選択させるのか?
マンモグラフィーとエコー、どちらを受ければよいのか少し調べてみました。
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マンモグラフィーとエコーの違い
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・違いその1:エコーは検査者の技量により診断が変わってしまう
エコーはその場で一度限り、検査者が検査器を動かしながら診断をします。
画面は一瞬で変わってしまうため、「見落とす」という可能性が出てきます。
その点、マンモグラフィーは誰が撮ってもおおよそ同じ結果が静止画で出るため、
あとからゆっくりじっくり評価することができます。
つまり、エコーは検査者の熟練度によって3mmの病変も見つけることもあれば、
1cmの病変でも見逃すこともあるというわけです。
逆に、マンモグラフィーは1.5cmの病変なら確実に見つけられるが、
逆に5mm~1cm位の病変は誰が撮っても見つけられないということのようです。
・違いその2:得意分野が違う
そもそもマンモグラフィーとエコーでは、得意分野が違います。
マンモは石灰化に強く、エコーは小腫瘤が得意です。
エコーは(上手な乳腺外科医なら)3mmの病変でも見つけられるが、
マンモで1cm以下の病変を見つけるのは難しく、
一方で「石灰化はマンモでしか評価できない」というものだそうです。
ちなみに、早期発見のカギは、
「石灰化」と「小腫瘤(5mm以下)」だそうです。
・違いその3:年齢層による違い
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若年者(20~30代)はエコーが見やすく、
年長者(60代~)はマンモグラフィーが見やすいそうです(40~50代は中間)。
その理由は、若年者では乳腺が発達しているため、マンモでは「腫瘍が周囲の乳腺に重なり隠れる」のに対し、
エコーでは「腫瘍は周囲の乳腺の中ではっきり見える」、
一方、年長者は乳腺が退縮し、脂肪が増えるため、マンモでは「腫瘍は脂肪の中ではっきり見える」が、エコーでは「腫瘍が脂肪の中に隠れる」ためだそうです。
つまり、若いうちは乳腺が、年を重ねると脂肪が、腫瘍を隠してしまう、ということですね。
・違いその4:有効性が証明されているのはマンモだけ
検診での有効性が証明されているのはマンモだけで、エコーは検診での有用性が証明されてはいないそうなのです。
(この背景には欧米では乳房が大きく(脂肪も多い人が多い)エコーが困難であり、マンモで見やすいということがあるようです。日本では、「エコーが有用であるという仮説」を証明する動きが現在進行形だそうです。)
・【まとめ】結局どっちがいいの!?
自分で調べてみると、思いのほか一長一短で、結局どちらか一方を選ぶのはとても難しいなぁと思いました。
「早期発見に積極的な方」
⇒・(信頼できる乳腺外科医による)超音波:小腫瘤も見逃さない
・(どこでもいいが)年に1回のマンモ(石灰化の発見は年1回で十分)
の両方「そこそこでいいから、検診(受診を含め)最小限にしたい方」
⇒(若年者:~40歳代)年に1回の超音波のみ(検診機関でも可)
⇒(熟年者:50歳~)年に1回のマンモのみhttp://nyuugan-plaza.com/kininaru/mammography-echo: 乳がんプラザ
というまとめも見かけました。
早期発見に越したことはありませんが、身内に乳がんを患った人もいないし、
まだ30代前半なので、「そこそこ」でいいかなぁというのが感想です。
小林真央さんの例などあって、万が一のため早期発見を、とも思いますが、
「信頼できる乳腺外科医」なんて、早々見つけられるものでもないような。。。
今回は、指定の健診機関でエコーにしようかな、という結論に達しました!
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