双子を妊娠してから、
双子妊娠(多胎妊娠)はハイリスク妊娠であると
知った人も多いと思います。
私も自分が双子を妊娠するまで、
「妊娠中や出産は2人分で大変」くらいの認識で、
特に合併症や早産の割合が高いとは知りませんでした。
双子は早産が当たり前?早産になる割合は?
私の場合、
双子の妊娠がわかり、
専門外来のある病院に転院した後の初診で、
「目安として28週、1000グラムあれば
予後はほとんどの場合よいです」
と説明を受け、
そんなレベル感(早産前提のような)
びっくりした覚えがあります。
実際我が家の双子たちは
29週、1200と1400グラムで生まれることとなりましたが、
1歳9か月の現在、
予後は順調そのものです。
双子の早産の割合は?
特に、早産は多胎妊娠では頻度が高く、双胎妊娠の児の予後に大きく関わる合併症です。
2000年から2008年までの日本人口動態統計によれば、37週未満の早産は54.3%と非常に高率です。
しかし、近年では新生児医療の発達により早産で出生された児の予後は大きく改善されてきました。
28週以降の出生であれば児の予後は比較的良好です。
同統計では双胎妊娠における28週未満の早産率は2.4%ですので、
ほとんどの場合、双胎妊娠の予後は不良ではありません。
双子の半数は早産で生まれてくるということですね。
そして、28週未満の2.4%を多いと取るか、少ないと取るか。
もちろん、98%は予後がよいわけですから、ほとんど心配ないともいえますが、
そもそも双子の妊娠自体が確率は低いのですから
(関連記事:双子を妊娠する確率は?双子が増えてるって本当?)
たとえ2%の確率であっても、油断はできないと思います。
双子妊娠中の方は、くれぐれも無理をなさらず、
慎重に管理していただければと思います。
私のように早産(29週)にならないためにも
コチラの記事もどうぞ
→双子は半分以上が早産?早産を予防するためにママができること
双子妊娠のリスク
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双子妊娠のリスクは早産だけではありません。
双胎妊娠では悪阻(つわり)、早産、妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、HELLP症候群、子宮内胎児発育遅延、胎児形態異常、子宮内胎児死亡、血栓症などの合併症が単胎妊娠に比べておこりやすいことが知られています。
脅かすわけではありませんが、
やはり双子妊娠は、
普通の1人の赤ちゃんの妊娠とは違うということは
認識しておいたほうがよいですね。
そうはいっても、
順調に育って、37週以降に生まれる双子ちゃんも
半数以上いるわけですから、
過度に心配する必要もありません。
医師の指示に従って
健診をきちんと受けることが大切です。
まとめ
双子は早産になりやすく、
他の合併症の罹患率も
単体妊娠よりも高いです。
我が家の場合も、
28週の健診までは順調そのものでしたが
突然29週での出産となりました。
過度に心配する必要もありませんが、
無理をせず、
入院や産後の準備を早めにしておくことが
大切だと思います。
また、多少なりとも早産を予防できる方法もあるので
合わせて知っておくとよいですね。
→双子は半分以上が早産?早産を予防するためにママができること