双子を妊娠したと知った後はだれもがびっくり仰天して、頭が真っ白になるのではないでしょうか。
そして、驚きが落ちついたところで頭をよぎるのは出産費用のこと。
双子は何でも2倍、出産費用も2倍かかってしまうのでしょうか。
結論から言うと、何でも2倍かかるわけではありません。
(しかも出産育児一時金はきちんと2人分もらえます!)
それでも、妊婦健診の回数が多かったり、管理入院が必要となるリスクも通常より高いです。
双子の妊婦健診や管理入院、帝王切開の場合の保険適用などについてまとめました。
妊婦健診費用
多胎妊娠(双子や三つ子)の場合、通常の妊娠よりもリスクが高くなるため、
妊婦健診の回数は多くなりますし、健診の内容も、スクリーニング検査が多いなど、
費用は少しかさむことになります。
ちなみに母子手帳は2人分もらいますが、補助券は1人分しかもらえません。
ただし、健診の回数や検査内容、費用は病院によって異なります。
私のお世話になった病院では多胎専門外来があったのですが、
我が家は一卵性のMDツイン(詳しくはこちら)で、
健診は初めから2週に1回、費用も補助券では全然足りないくらい高かったです。
毎回のエコー検査も時間をかけて行われました。
ただ、同じ病院でも、二卵性の双子さんは、初期は月に1回の健診だったそうです。
このように、同じ病院であっても人によって健診費用はまちまちになります。
また、健診は多めでも補助券は1人分しかもらえないので、足りなくなるのでは?と
心配される方もおられると思います。
私の主治医がいうには、双子は早産になったり、順調でも37週で計画産になるので
補助券が足りなくなることはあまりないそう。
(実際我が家もしっかり早産してしまい、高めの補助券が残ってしまっていて悔しい思いをしました。
補助券は高いものから使うに限ります。。。)
出産・管理入院
実際に出産にかかる費用も、病院によって異なりますし、自然分娩か帝王切開かでも変わります。
また、双子の場合、切迫早産や、管理入院になる場合も少なくないので、当然その分入院費用が高くなります。
自然分娩の場合
単胎妊娠の場合と同じで分娩費用は自己負担です。ただ、双子であっても分娩は1回なので、
病院によって設定はさまざまですが、費用が2倍になるということはないでしょう。
また、多胎妊娠の場合、自然分娩でも民間の医療保険の給付金が支払われる場合もあるので、事前に確認しておくとよいでしょう。
帝王切開の場合
帝王切開の場合、健康保険が適用になり、高額療養費(1か月の医療費が一定の金額を超えた部分が還付される制度)も申請できます。
ただし、高額療養費は保険が適用される医療費が対象なので、差額ベッド代は還付されません。
管理入院した場合
多胎妊娠は早産になりやすく、切迫早産などで入院する場合も少なくありません。その場合、健康保険が適用され医療費は3割負担になります。
また、管理入院の場合、単胎妊娠よりも入院期間は長くなりがちです。その分医療費は高くなりますが、帝王切開同様、高額療養費が申請できます。管理入院の場合も差額ベッド代は還付されませんが、管理入院は民間の医療保険の支払い対象になる場合があります。
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我が家の場合
我が家は29週で緊急帝王切開にて出産しました(詳しい体験談はこちら)。
管理入院はなく、母体の回復も順調だったため、7日で退院となりました。
出産育児一時金も2人分もらえたのと、加入していた民間の医療保険からの給付金もあり、全体としては分娩費用は実質0円(むしろプラス)でした。
ただ、妊婦健診費用は毎回補助券が焼け石に水というほど高く、数万円程度出費しました。
自分は本当は自然分娩で産みたかったのですが、費用という面では帝王切開のほうが安く済みますね。
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