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兄弟げんかに手を焼いているご家庭も多いと思います。

年齢差や性別の組み合わせなど、一概には言えませんが、
幼児期の兄弟げんかについて基本的な対処法をまとめました。

仲裁しない、が基本


関連記事:【2歳差育児】イヤイヤと赤ちゃん返りを乗り切る魔法の言葉とは?

子どもたちにとって、けんかは日常茶飯事、
けんかして泣いていたかと思えば、
次の瞬間には仲良く遊んでいたり。

 

親がいちいち仲裁しなくても、
子ども同士でけんかのしかたや対処を学んでいくものなので、
怪我をしたり、危険がない場合は
できるだけ仲裁せず、見守っていくことが子どもの成長につながります。

 

これは、家庭内に限らず、
外で他の子と遊んでいるときも同様です。

 

保育園や幼稚園でも、
縦割り保育にして子どもたちに任せておくと、
けんかが起きても、
子ども同士で解決していくようになるそうです。

 

いつも大人が介入してしまうと、
子どものほうも大人に依存するようになってしまいます。

上の子を立てつつ、両者の気持ちを受け止める

子どもが泣きついて何か訴えてきたら、
「どちらが悪いかをジャッジして悪い方を叱る」のではなく、
両方の気持ちを受け止めてあげるようにしましょう。
叩いた方にも理由があるものです。

 

主に、親に訴えてくるのはやられた方だと思いますが、
「叩かれちゃったんだね、痛かったね」
「意地悪されていやだったね」
と、気持ちを受け止めてあげます。

「おもちゃ貸してほしかったんだね」
などと、気持ちを代わりに言葉にしてあげることも有効です。

この時に、
「叩いたお兄ちゃんが悪いわね」
などと、上の子を一方的に叱らないことです。

 

上の子、といっても、まだまだ子ども。
特に3歳以下の場合は、まだ「我慢する」脳機能が未熟なので、
「下の子に邪魔をされて叩いてしまう」のは、仕方がないことでもあります。

「お兄ちゃん(お姉ちゃん)でしょ、我慢しなさい」
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから貸してあげなさい」
というのはNGです。

 

自分の気持ちが分かってもらえなかった不満が募っていき、
思わぬところで問題行動につながる恐れがあります。

 

「おもちゃ取られていやだったんだね。でも叩くのはだめだよ」
などと、まずはいったん気持ちを受け止めて、
それから諭すようにしましょう。

 

一度言っただけで、我慢できるようにはならないので、
親がヒートアップせず、根気よく言い聞かせることが大切です。

 

基本的に、
「上の子を立てる」ように意識していると、
徐々に下の子も上の子を頼るようになり、
上の子も面倒見がよくなっていくようです。

暴力のひどい場合等、親の出番はどこから?



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ケンカは仲裁しないほうがいい、といっても、
男の子同士のケンカなど、
暴力が激しい場合には親が止めざるを得ないこともあります。

 

見るに見かねる場合は、
「そこまで!」と
ケンカを止めて(仲裁するというか、中断させる)、
両者の気持ちを聞いたり、
気をそらしたり(買い物に行く、おやつにする等)すると
案外ケロッとケンカが終わったりします。

 

どこからケンカに介入するか、というのは、
「親の気持ち次第」で構わないと思います。

まとめ

関連記事:2歳差育児はいつまで大変?上の子はかわいそう?メリットは?

兄弟げんかはスポーツやレクリエーションみたいなもので、
子どもたちにとっては日常茶飯事のものです。

親があまり神経質にならず、
基本的には「上の子を立てて」「仲裁せず」「両者の気持ちを受け止める」ことで
対処していけばよいでしょう。

上の子がまだ小さいときは、我慢する脳機能も未熟なので、
気長に根気よく言い聞かせることも必要です。

また、暴力のひどい場合などは
親の判断でケンカを中断させ、
気持ちを聞いたり、他のことで気を紛らせたりするとよいでしょう。



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