スポンサーリンク

赤ちゃんがNICUに入院していると、
せっかく面会に行っても
意外とできることが少なかったり、

 

産後の体もしんどくて
半ば義務感で面会に行っているような、

 

正直赤ちゃんをかわいく思えなくて、
こんな親は最低だと自分を責めてしまったり、

 

辛い思いをしているママは多いと思います。

 

私もそうでした。
NICUでは常にモニターやアラームの音が鳴り、
先生や看護師さんたちは忙しそうで
声をかけるのもはばかられ、
赤ちゃんにしてあげられることもほとんどなく、
看護師さんたちに赤ちゃんをとられてしまったような、
なんともいえない不安や失望感がありました。

 

早産を体験し、
我が子がNICUに入院することは
多くのママにとって想定外のことで、
人生においてもかなりのストレス状態です。

 

未熟児の親の心理の特徴は


関連記事:未熟児網膜症の経過観察はいつまで?在胎29週、予後の良
かった例

早産を体験したママが感じるネガティブな気持ち、
自分を責めてしまったり、親としての自信を失ってしまうのは
特別なことではなく、
多くの母親が感じることです。

 

例えば、

「目の前の小さな赤ちゃんを見ても自分の子だという実感がわかない。」

「つい数日前までお腹の中にいた赤ちゃんが急にいなくなってしまったように感じる」

「何をするのも嫌になってしまい、赤ちゃんに面会に行くのさえおっくう」

「赤ちゃんや自分たち家族の将来を悲観してしまい不安になる」

「どうして自分の赤ちゃんだけこんな目に遭うのかとイライラして周囲にあたってしまう」

「赤ちゃんの世話を看護師がすべてやってしまって母親としての無力感や、看護師に敵対心を感じてしまう」

「すべては自分の責任でこうなってしまったのではないかと思う」

「周囲の励ましの言葉にイライラする」

「赤ちゃんをかわいいと思えない自分自身に当惑する。」

など、早産を体験した方がしばしば感じると言われています。

 

未熟児の親のネガティブな気持ちを解消するには?



スポンサーリンク

それまで順調そのものに育っていたとしても
早産は誰にでも起こりうることです。
自分を責める必要はありません。

 

ただでさえ産後で精神的にも不安定ですし、
人によっては眠れない等強いストレスを感じることもあります。

 

ネガティブな感情を自分だけで抱え込まず、
誰かに話してみることも気持ちをやわらげるために有効なことがあります。

 

夫や家族に言いづらい場合は、
NICUの心理士やソーシャルワーカー、
看護師などに話してみてください。

 

私もNICUに通っているときは
ソーシャルワーカーさんにお話を聞いてもらい、
泣いてしまったことも何回かありました。

 

NICUのある病院であれば、
心理士やソーシャルワーカーがいる場合も多いと思います。
何も知らない他人だからこそ話せることもあると思うので、
積極的に利用してみてください。

 

まとめ


関連記事:未熟児の体重の増え方は?29週で出産した極低出生体重児の例

早産を体験した母親が
自分を責めたり、
親としての自信を失ったり、
赤ちゃんをかわいく思えなかったり、
どうしようもなく怒りが湧いてきたりするのは
特別なことではありません。

 

自分の感じ方を抑えたり否定することはなく、
家族や、病院のスタッフに話すことで
気持ちが楽になることもあります。
つらい気持ちを1人で抱え込む必要はありません。

 



スポンサーリンク